東京の縁起物

東京の郷土玩具「笊かぶり犬」|由来・ご利益・入手場所まとめ

東京の郷土玩具といえば、やっぱり犬張子。

その犬張子に、江戸っ子ならではの洒落しゃれをプラスして生まれたのが「ざるかぶり犬」なんです✨️

今回は、そんな可愛らしい笊かぶり犬の由来や込められた縁起、そして買えるお店について詳しくご紹介します!

郷土玩具・笊かぶり犬とは?東京に伝わる可愛らしい縁起物

犬の張子は子供の魔除け、安産祈願の縁起物

犬の張子は、江戸時代から親しまれてきた犬の玩具です。

犬は「お産が軽くて、子どもをたくさん産む」ことから安産や子育ての象徴とされ、
”安産祈願”や”赤ちゃんの健やかな成長を願うお守り”として親しまれてきました。

もとは貴族が”災除け”として身の回りや子どもの枕元に置かれていたといわれていますが、江戸時代にはより身近な玩具として庶民の間にも広まっていったそうです!

他にも、犬張子はお宮参りのお守りとしても使われています。

笊をかぶった犬に込められた願い

犬張子がざるをかぶっているのは、

  • 鼻づまりが治りますように
  • かんの虫が収まりますように

といった子どもの健康を願う意味があるんです!

笊は水をすっと通すことから「鼻づまりが治りますように」、また笊で疳の虫(赤ちゃんの夜泣き)をすくい取るという「虫封じ」のまじないの願いが込められています。

さらに、「竹」と「犬」を組み合わせると「笑」という字になることから、「子どもが笑顔で健やかに育つように」という洒落の効いた縁起も込められているんです✨️

筆者

頭の上にある番傘には「かさねがさね健康に」という、もう一つの願いが重ねられているのだとか!

どこで買える?入手場所一覧

今回紹介した笊かぶり犬は、浅草仲見世通りにある「江戸趣味小玩具 助六(東京都台東区浅草2−3−1)」で購入しました。

調べてみると、他にも取り扱いがあるお店がありましたので紹介しますね!

  • 江戸趣味小玩具 助六
    東京都台東区浅草2−3−1
  • 備後屋
    東京都新宿区若松町10-6
  • いせ辰
    東京都台東区谷中2−18−9
  • 旅猫雑貨店
    東京都豊島区雑司が谷2−22−17

ただし、同じ笊かぶり犬でも制作者さんによってデザインや色彩が異なるので、自分好みの笊かぶり犬を取り扱っているお店を探してみてください✨️

店舗公式のSNS、webページを参考に調査しましたが、品切れ、販売停止の可能性もあるため事前の確認をおすすめします。

最後に

今回は、東京都の郷土玩具・縁起物である「笊かぶり犬」について紹介しました。

当サイトでは、ほかにも全国各地の郷土玩具や縁起物に関する記事を発信しています✨

また、Instagramでは思わず集めたくなるような可愛い郷土玩具を中心に紹介していますので、ぜひこちらも覗いてみてくださいね!

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