今回は栃木県宇都宮市・大谷町へ。
お目当ては、ずっと気になっていた 「大谷石細工のカエル」 です。
写真で見ると素朴で、ちょっととぼけた表情。
実物を見たらもっと好きになる気がして、実際に現地まで足を運びました。
結果から言うと――想像以上に“大谷らしさ”が詰まった縁起物でした!
栃木の伝統工芸「大谷石細工」とは

宇都宮市の大谷地区で採れる「大谷石」は、1500〜2000万年前に噴火した火山灰や軽石が海底に積もって固まった凝灰岩です。
大谷石は柔らかくて加工がしやすく、防火性・耐震性にもすぐれるため、建築材として多く使われてきました!
そんな大谷地区ですが、昔は観光地というより石材の町だったそうです。
大谷石を求めてやって来るのは、石材店や業者さんばかりで、今のようなお土産文化はほとんどありませんでした。
そんな中、「観光客向けに何かできないか」と考えられて生まれたのが、大谷石のカエルだといわれています。


現在の大谷地区には、「平和観音」や「大谷観音」などの観光スポットもあり、観光地としても親しまれています。
崖のような地形が非常に見応えがあるので、ぜひ行ってみてください!
宇都宮駅からバスで40分と駅から離れた場所にあり、バスの本数も少ないため、車で行くのがおすすめ!
大谷石細工といえば「カエル」
「無事にカエル」という縁起物


大谷石細工の中でも、特に有名なのが カエル。
理由はいくつかありますが、いちばん分かりやすいのが「無事カエル」 という語呂合わせです。
昭和のマイカーブームの時代、「事故を起こさず、無事に家に帰れるように」という願いを込めて、大谷石のカエルは縁起物として人気になりました。
しかも、
- 小さくて持ち帰りやすい
- 価格も手頃
- 表情がかわいい
と、観光客向けのお土産にぴったり。
実際、同じ大谷石で「たぬき」も作られたそうですが、大きすぎてあまり広まらなかったとか。
このあたりも、なんだか人間くさくて好きな話です。
大谷石細工は、他にも「石灯籠」が有名です!
親子ガエルの伝説(諸説あり)

大谷には、弘法大師(空海)と親子ガエルの伝説が残っています。
昔、弘法大師がこの地を訪れた際、蜂の大群に苦しむ人々を助けるため、一晩で千手観音を彫ったといわれています。
千手観音が完成すると、どこからともなく親子ガエルが現れ、岩にしがみついて蜂と戦い、村を守った――そんなお話です。
この伝説から、親子ガエルは土地を守る存在として大切にされてきたそうですよ!
大谷石細工はどこで買える?

大谷石細工は、「大谷観音」周辺のお店で購入することができます。
お店によってカエルの表情が異なるので、自分の好きな表情のカエルを探してみてください!
販売しているお店が多かったのと、お店の名前を忘れてしまったので、販売店があるエリアを以下の地図に印をつけておきました。

私は道の駅「ベルテラシェ大谷」さんで購入しました!
最後に
今回は、栃木県の伝統工芸品・縁起物である「大谷石細工のカエル」について紹介しました。
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